年配女性が語る「量販店のお茶はおいしい!」

「あれれ」から「いやはや」へ。 今までのグループ・インタビューでは、年齢を重ねるほど「お茶はやっぱりお茶屋さん!」という発言が主流でした。若い女性が「お茶はスーパーで買うもんじゃないっておばあちゃんがいつも言うので、お茶屋さんに行きます。」と発言することも、よくありました。
ところがっ!! 去年「あれれ」と思うような発言が聞かれ始め、今年は「いやはや」という感じの50代以上の座談会だったのです!

膝は痛いし、一軒で買い物は済ませたいし‥。

昨年ちらほらと上がってきたのは、「以前はお茶はお茶屋さんと思い込んでいたけれど、スーパーで買い物をした後にもう一軒寄るのがとても難儀。ついつい棚段からお茶も調達してしまう。」という発言です。「野菜でも果物でも、専門店よりも少量販売が定着していて、いるだけ買えるので食材はスーパーになりがち。」のため、どうしてもお茶屋さんまで足を伸ばす機会が減るとのこと。
「ひえー、お茶屋さん大好きの年配世代が‥!」とびっくりしたのですが、まだまだ「でもおいしいお茶はお茶屋さん!」というニュアンスが残されていたのです。

騙されたと思って買ってみたら?ところが、今年の座談会では「スーパーのお茶はおいしい!」というプラス評価で「○○スーパーのお茶、一回試してごらんなさいよ!」という伝道師タイプが出没し始めました。それも100gを1週間で飲んじゃう高齢者ヘビーユーザーです。
理由は「お茶屋さんに行くのがしんどくてスーパーでついで買いしたら、価格の割にとてもおいしかった!」というパターンが主流。また「おいしい」という主観的な評価だけでなく「鮮度管理がしっかりしていそうだから安心。」「静岡の問屋さんが製造者になっていて、なんとなく良心的でお得な感じ。」「家計が苦しい時にワンランク落としても、人目を気にする必要がない。」等々、ごひいき発言が次々飛び出してびっくり!
その上、「やっぱりお茶はお茶屋さんでしょ。」と反論する人に「一度騙されたと思って買ってごらん!」とオススメしていました。いやはや‥。

スーパーは安かろう悪かろうではない!?

本当に価格に厳しい人は、ディスカウントストアで購入する傾向なので、スーパーで購入するのは利便性(ワンストップショッピング)と低価格という従来の決め付けは、現実とズレているように思います。実際、高齢者ヘビーユーザーは、東京エリアだとスーパーでも「100g1,000円のお茶が2個パックで1,880円の時が狙い目!」という感じで、結構良いお値段のお茶を購入しています。値ごろなお茶が、しっかりとした鮮度管理で購入でき、荷物が重い場合は配達もしてくれて、色々使えるポイントも貯まる‥。量販店の術中にまんまとハマッている様子でした!