入社式で茶器と日本茶を知る

日本茶をドリップ

ハリオさんの茶茶ドリッパー・ブーケ。ご覧になりましたか?昨年に先行販売されていたエコフィルターダンクが、究極のドリップの道具とすると、こちらはもっと汎用的。ペーパーフィルターを使い、コーヒードリップの要領で茶葉をドリップする道具です。角度や形状は、コーヒーではなく茶葉用に開発されたものなのですが、お値段もこなれていて、ドリッパーだけだと希望小売価格1,800円です。
実際に淹れてみると、ペーパーフィルターがお茶の粉を通さないからか、お茶の色は黄色に抽出されます。味はクリア。急須とは全然ちがいます。
そう、お茶関係者は、急須と比較して、「〇〇が足りない」となります。吉村の社内でも、そういう意見が主流になりがちです。

そもそも急須の味を知らない

一方、4月新卒入社の社員さんに毎年している「急須の儀式」。ハシモトが急須でのお茶の淹れ方のコツをレクチャーしつつ淹れて飲んでもらい、そのあと一人が一つの急須を使って淹れてみる(橋本に飲ませ、かつ自分も飲む)というのが流れです。でも、おうちに急須がない、今まで急須を触ったことがない人が大半なのです。
つまり、「急須の味が出ない」って感覚はどこにもない。あるのは好奇心だけ(笑)。
今年の入社式では、7つの茶器を使って同じ茶葉で淹れて、それを試飲する、という「急須の儀式 第二弾」もやってみました。フィルターインボトル、刻音(ときね)、ツイスティー、フィルターインマグ、フィルタートップポットなどなど。。。。

茶器で味も香りもちがう?!体験ワークショップ

結果、大盛り上がり!! 「同じお茶の葉なのに、茶器によって、こんなに味がちがうんだー!!」「私は、あっさりしているから断然フィルターインマグの味が好き」「水で出すとカフェインが少ないのもいいし、上質なペットボトルのお茶って感じがするし、エコだからフィルターインボトルに一票」
正解は一つではなくて、選ぶ愉しみを感じていました。お茶屋さんの看板茶を使って、いろんな茶器の体験ワークショップ! たとえば、ここに急須下取りを絡ませて集客したり、ワークショップは有料だけど茶器を購入したら〇円引きになる、みたいな仕掛けをしたり。茶器を選ぶことから、茶葉に近づく可能性を広げられそうです。