集客できるワークショップの特徴
茶雑菓のお店で開催するワークショップ。
美味しいお茶の淹れ方教室、みたいなお茶屋さんが既にされていることではなく、日本茶そのものには興味が薄い人に向けて、「参加してみよう」と思ってもらえるように企画します。
その中から、ふたつご紹介しますね。
カタコト英語で抹茶をお点前
カフェオレボウルと樹脂茶筅をつかって、カタコト英語で抹茶を点てるワークショップには、お茶屋さんや学生さん、和菓子教室の先生など多彩なメンバーが参加して満員御礼。
「英語が話せても、日本文化が体現できないと、中身が空っぽで恥ずかしい」というお点前は初めてのビジネスウーマンや、「お抹茶をどう表現したら精神性の部分が伝わるのかを知りたい」という先生など、目的はさまざま。
暮らしを整える手段としての日本茶
また、社労士さんがファシリテーターをされている月イチ開催の「人事の保健室」は、メンタル不調が会社でのストレスと判断されることが多いけれど、それだけが原因ではなく、食事や睡眠というプライベートの暮らし方との影響を考えてみたい、というもの。
からだによい軽食を食べながら、その時々の参加者さんがご自身の体験や考え方を語り合う。そのそばで、私はその月の日本茶を三種類いれます。
日本茶はそっと寄り添う
共通するのは、日本茶自体が目的ではなく、あくまでも手段。「英語でコミュニケーションするための日本文化ネタ」だったり「暮らし方を見直すきっかけ」など、一つの手段として日本茶が素敵な役割を果たします。
日本茶を目的にしないこと、何かの目的に対して、それを達成するひとつの手段として日本茶を提案する方が、すんなりと受け入れていただけるなあというのが、最近の実感です。