発信する空間デザイン
立地とお施主様の個性にフィット
旧道沿いにあった店舗を国道沿いの建物に移転・改修した計画です。「お茶の美味しさをお客様にお伝えしたい」内藤園様の熱い想いにより、店舗デザインのほか、ロゴマークやお茶袋、包装資材をリニューアルしました。
交通量の多い国道沿いの立地であるため、外観をポイントに据えました。内外を繋ぐように大きなガラスで入りやすさに配慮し、店内の様子そのものが発信する看板になるように計画しています。
店内へは、目を引く青いテントから、「デザインにグラデーションをかける」をテーマとして、日本茶の雰囲気を内部へ誘導します。内藤園様の個性をイメージして、淡いグリーンや木を使った明るい雰囲気とし、お客様がゆったりとお買い物ができるしつらいとなっています。アプローチ空間は、お茶を飲んだり、販売スペースにもなったりと様々な使い方ができる場所を想定しました。
関わる全員が新しい店舗計画を応援する体制で挑んだ今回の計画。多くのアイデアと連携が詰まっています。
ロゴマークをポイントに据えたお茶袋は、空間イメージとリンクした白が基調のデザインになっており、㈱吉村の提案により実現しました。
施工では、大工の善治さんを中心とした「牧之原チーム」と共に。地元の良い点、WHAISの良い点を出し合いながら進め、完成後は見守りのバトンを渡します。
関係者の「想い」がカタチとなった店舗となりました。完成後は、スタッフの皆様の「おもてなし」の表情がさらなる発信に繋がることでしょう。
内藤園 内藤順子さん
“敷居が高い” お茶屋のイメージから“入りやすいけれど、非日常の夢のある空間”を目指しました。工事中は「お店をブランド化していこう」という思いに溢れ、ワイズさんとともに忌憚なる意見を積み重ね、自分たちの方向性を見出して行く貴重な時間を共有できました。