茶業に携わるたくさんのガンバル人の中から、とびきりの頑張りやさんをご紹介するこのページ。今回は、無着色・無添加なのに褪色しない「緑茶ペースト」を商品化させたアロエランド社長 宮城晴恵さんにご登場いただきました。研究開発者の赤根川峰夫先生(株式会社サーマクリエィション社長)の「静」と宮城社長の「動」。絶妙なコンビネーションで、「生活の三六〇度にお茶!」の世界を目指します。 |
●「熱しても、冷やしても、何に混ぜても、緑茶そのまんまの緑色」とパンフレットにありますが、何か添加物が入っているのですか? |
宮城:特許申請中で詳しい製法は申し上げられませんが、すべて食品として認められてる物だけで作っております。 |
●前例のない商品を開発するのは、大変なご苦労があったのではないですか? |
赤根川:もう、それはプロジェクトXX(ダブルエックス)という感じでした(笑)。もともと私は、レトルト食品の野菜の色を鮮やかな本来の色のままキープする、というのが研究の目的でした。食品加工の世界で、本来植物が持っている緑色をキープし食卓に潤いを、ということが大きなテーマだったのです。十一年前に静岡に来て、どうせなら地場産品である緑茶で、と研究を続けてきました。褪色は致命的で変色したものには五感は響きません。変色しないということは緑茶のポテンシャルを上げるということだと考えています。 |