「水」ダントツ人気
年に一度、100名くらいの大学生に中小企業経営の話をする時間があるのですが、そこで「好きな飲み物はなんですか?」というアンケートをとったら、回答は圧倒的に「水」でした。確かに、家計調査年報のペットボトル飲料の購入金額の内訳を見ても、水の消費金額はぐんぐん伸びています。お茶のペットボトルは横ばいなのに!!!
「すごい」と「おいしい」はちがう
戸越銀座の茶雑菓というアンテナ店舗での出来事。店頭でいつも水出し茶の人気投票をしているのですが、煎茶・ほうじ茶・和紅茶というラインナップだと、ほうじ茶が一位になる割合が高いんです。
煎茶については「濃い―!!!」「すごっ」という反応があって、それを「おいしい」と思っているかというと、そういう人がほうじ茶に投票する。えっ、「濃い」「すごい」は「おいしい」「好き」と同義語じゃないんだな、と思い知らされます。
お茶フレーバーの水?!
先日、「うわっ濃い」という反応のあと、「もっとウォータリーな方がいいな」と言われました。
なになになになに? ウォータリー????
つまり水っぽいっていうこと?????
あるお茶屋さんが、いつもよりもティーバッグの中の茶葉の量を半分にして「お水のようにごくごく飲める緑茶」としたら売れ行きがいい、とおっしゃっていたなあ!!!!
店頭では、二煎めのお茶の方が好きという人、多いなあ!!!!!!
「お茶フレーバーの水」くらいがちょうどいいという市場、じわじわと広がっているのかもしれません。