定期購入が増えていく
抹茶がブームで、外国人旅行客に人気、というような角度ではなく、戸越銀座のお店で、若い日本人女性を中心に抹茶スティックが継続的に売れていることを深掘りしてお話ししたいと思います。最初は8本入り、そこから12本入り、30本入り、100本入り、と増えていくパターンも多く、抹茶が習慣化していると予測できます。
心に響く効能
なんで、そうなるのか?
最初の購入はテイクアウトメニューで、抹茶ラテや抹茶ビールとの出会いから。それをおうちでもできる、というので、抹茶スティックを購入されます。
繰り返し購入される方の特徴は二つ。一つは効能・もう一つは茶殻なし。
効能については、美容・貧血予防・睡眠改善が三大要素。煎茶で言われる成人病予防・がん予防に比べて、ぐっと若い女性のお困りごとを解決する効能なのです。(抹茶の「認知症予防」の効能も、睡眠改善と言い換えてしまうのが、若い女性らしいな、と思います)
「サプリに比べて自然由来」「青汁系の健康に良い飲み物の中ではダントツおしゃれ」そんな理由で、一日2gが習慣化していきます。嗜好品ではなく、効能重視だからこそ、毎日欠かさず、という意識になり習慣化するのだと思います。
ティーバッグは生ごみ!?
もう一つは「生ごみが出ない」という理由です。お茶の業界では簡単便利と言われるティーバッグも彼女たちにとっては「生ごみ」。全部溶けちゃう抹茶は「ストレスなし!!」と評価が高いです。
スティックのゴミよりも生ごみがキライ。一回使い切りだから抹茶を余らせて劣化させるリスクもない。
実際には毎日ラテやビールを作るのではなく、ヨーグルトに混ぜたり、水で割ったり、普段の暮らしに抹茶を取り入れています。