日本茶オケージョン
農水省のホームページで公開された日本茶に関する5万人調査の結果。前回は、「好きだけど飲んでいない」人が「日本茶を選ぶ理由」の中の一つ、「仕事の合間のリラックス」を取り上げました。
データで育む緑茶のグランドデザイン調査報告
単なる「リラックス」ではなく、「仕事の合間」という部分が買う理由になるし、そこに「なぜコーヒーじゃなくて日本茶」なのか、というストーリーが必要だし、というお話でした。
日本茶をわざわざ飲みたくなる理由
前回の復習になりますが、調査結果を読み解くと、日本茶をわざわざ飲む理由、大きく4つあります。
1. 仕事の合間のリラックス
2. おやつか食後のプチ贅沢
3. お口スッキリ 朝習慣
4. 健康機能性
いつでもだれにでも美味しい、みたいだと、「今」「ここで」日本茶を選ぶ理由にならない。深堀りが大切ということです。
おやつか食後のプチ贅沢
「おやつか食後のプチ贅沢」は、「食後の家族団らん」とはちがう市場です。夕食後が25%、間食時が22%。そして一人で飲む割合が7割。
ここでは、こだわりのある茶葉の出番の方が、ティーバッグよりも多いと予測されています。特に間食では「美味しいお茶請けを購入した(いただいた)」ことがきっかけになりますから、美味しい茶葉を売る場所は、美味しい和菓子屋さんかもしれないですね。
消費者座談会では、茶器の購入がきっかけで、茶葉からお茶を淹れるようになった、という話もあります。導入は「茶葉を語る」ことではなく、贅沢だと感じるシチュエーションを創ることかもしれません。