日本茶の奥深さをメニューに


お酒の代わりになる日本茶
最近、座談会で「お酒を飲めない人」「昔はお酒を飲んでいたけれど今は飲まない人」「車の運転や授乳中などの理由でお酒が飲めないシチュエーションの人」というのは、増えているな、という風に感じます。そして、へべれけになるまで飲まない。「酔っぱらってしまうのはスマートではない」という価値観も広がっているようです。
そんな中で、ソフトドリンクメニューの貧困、という話は座談会でもよく話題に上がります。特にバリバリ働いているキャリア系の独身女性からよく出ます。実は、橋本も一滴もお酒が飲めないのですが、素敵なパーティでも、結婚披露宴でも、そこいらの居酒屋と同様のクオリティのウーロン茶ばかりを飲む羽目になりがちです。不公平だし、寂しいなぁと感じるので、ここにクオリティの高い日本茶をお金を払ってメニューにする、というビジネスチャンスはあるのだと思います。

クオリティの高い日本茶メニューはブルーオーシャン
先日、JALのファーストクラスで供されている「ロイヤルブルーティージャパン」さんの「茶宴」というイベントに参加しました。ランチを食べながら4種類のお茶を飲む趣向です。以前、茶事記で取材させていただいた時にも(ホームページ茶事記76号にリンク)クオリティの高いソフトドリンクメニューはブルーオーシャンとお話しされていたのですが、席に着くと大小色々なカタチのワイングラスが4つ並んでいまして、そこに4種類のお茶がワインのように注がれます。おしゃれー\(^o^)/
お料理に合わせてお茶が1つずつ出てくるのではなく、どのお茶が合うのかな、と思いながら飲み比べる楽しさは、とても豊かな時間ですし、色が微妙にちがうお茶が並んだテーブルは他のお客様が「何アレ」って感じで興味津々なのも伝わってきました。

フィルターインボトルメニューの開発
これって、フィルターインボトル(商品とリンク)と茶葉で出来ないのかな?ロイヤルブルーティーさんのウリは、「お茶を淹れる技術に左右されない品質と美味しさ」なのですが、レストランのような場所で、日本茶をフィルターインボトルで供することを実現するために真剣に取り組んだら、お茶屋さんがやれることって沢山あるようにも思うのです。

  1. 賞味期限に追いかけられない。
  2. 原価が(ロイヤルブルーティーさんよりもきっと)リーズナブル。
  3. 家庭での再現性がある。

これは、「茶葉そのものの美しさ」「水色の美しさ」「フィルターに詰まらない茶葉の形状」など、フィルターインボトルを意識したお茶の選定が重要になると思うのですが、ここにはノビシロがあるんじゃないか、とワクワクしています。