日本茶ティーバッグを、もっと掘り下げる!(第2弾)

▼個包装より袋詰が人気。

先月のこのページでは、日本茶ティーバッグについての意識調査について書かせていただきました。今月は、ティーバッグをいれるパッケージについて語りたいと思います。
6つのパッケージダミーを用意して、5点満点で点数を入れるという形式のミニ投票をしました。箱タイプが3種類、袋タイプが3種類だったのですが、圧倒的に袋タイプの票が高くびっくりしました。箱タイプは、中は個包装とイメージされている方が半数以上で、「ゴミが増えそう」「割高になりそう」という敬遠のコメント。点数の高い人も「プレゼントにはいいかも」という感じで自分が使うと仮定している人は極少数でした。

▼ティーバッグ単価への意識。

袋タイプはチャックスタンドの評価が高く、ちびっこサイズよりも通常サイズの方が僅かに上回る得点結果。ちびっこの点数が高い人も、満足したら通 常サイズに切り替えるという発言です。
一つここで発見があったのですが、「割高そう」とか「割安感がある」という発言が多い割に、「一個あたり」とか「一杯あたり」という発想が無いようなのです。こちらから、「だいたい一ついくら位 だったら許容範囲ですか?」と問い掛けると、「うーん」と考え込んで、50円、30円、70円と答えますが、それもいつも購入しているティーバッグの総額と入り数を割り算して試算している人が多いので、日々の生活の中には、「いっぱいいくら」という観念はあまりないのだなあ、と実感しました。例外としては、紅茶屋さんでバラ売りのティーバッグを購入している人。「個包装でおいしいティーバッグは100円。」と明確に自覚しています。
▼一杯当たりの緑茶への意識。

ティーバッグ以上に、一杯あたりの単価について無意識なのは日本茶のリーフに対してです。「100g1,000円のお茶を2週間で3本のペース。」という人でも、一杯あたりの単価は想像したことがない、という感じ。特に静岡では、「湯呑み一杯いくら、なんていう発想自体が静岡県人には信じられない!」と怒られる始末。一杯あたりの単価を意識していないからこその贅沢もあるだろうし、逆にペットボトルと比較してこれだけ安いんだ、という発見もないのだなあ、と考えさせられました。