煎茶の一煎目は、捨ててから飲む!?

安心・安全への感度。
座談会をやっていて、「食品に対しては安全性が基準になる。」と答えるのは、子育て真っ最中世代に多いですね。子どもを産んで、その子がアトピーだったり、喘息だったり、という環境の中で、食の安全性に目覚めていくパターン。
そのまま生協に代表される「食の安全を標榜するネットワーク」に属して活動を続ける人は、新聞よりもっと細心で最新の情報(遺伝子組換や肉骨粉等)を持っていて、パッケージの環境負担にも大変敏感です。
素性のわからないいただきもののお茶は、「捨てる!」「バザーに出す!」という硬派から、残留農薬が怖いから、一煎目は捨ててから飲む、と平気で言う人まで、煎茶の安全性については、おおきなギモンを抱いているようです。

有機農法・無農薬への信頼性は?
「有機農法って、なんか良さそうだけど、意味不明だよね?」「こだわりのお茶っていう表現自体が、ひとりよがりだよね?」という発言は、多くの世代から聞かれます。
有機JAS法の改正により、有機農法の表示については、淘汰されていくとは思いますが、「何にこだわっているのか」をわかりやすくアピールすることが、今後一層求められるのではないでしょうか? 「この畑で作った」「この人たちが作った」と、ビジュアルで訴求することが、信頼感に繋がり、詳しい説明文を読んで納得するキッカケになるでしょう。いいかげんな感じのパッケージだと、企業姿勢や中身への信頼感も損なうという指摘は多いです。

若い生産者の写真は効果大!?

「生産家の写真は、頑固オヤジみたいな人が多いけれど、今飲んでいるお茶の袋には、結構若いお兄ちゃんが映っていて、応援したい気持ちになって買っちゃったんです。」こんな発言を聞くと、「あーー、消費者は見ている!!」と改めて心引き締まる今日この頃でゴザイマス。