塩分OKのステンレスマグ
当社は給茶スポットの事務局をしていて、象印マホービンさんと一緒にお仕事をすることが多いのです。そんな中で、昨年象印さんはスポーツドリンクOK(通常は塩分で錆びてしまうのでNG)のステンレスマグを新発売され、「熱中応援団」というネーミングでコーナー提案をされて、新しい需要開拓に成功した、というお話を聞きました。今年の夏は、スポーツドリンクよりも安価に、日常的に上質な塩分補給をしてもらうために、沖縄の塩を麦茶にひとつまみ入れるという啓発目的型キャンペーンを仕掛けるとのこと。
単なるナトリウムではなく、ミネラルが豊富なお塩を使用するとよいということで、お塩の選び方やレシピなど、社団法人日本ソルトコーディネーター協会さんの知恵を借りて経済的で継続性の高い塩分補給方法を提案するそうです。
夏のお茶の需要創造
この背景には、猛暑が続くのに節電しなくちゃならない夏、熱中症予防に水分補給は大切だが「単にお茶やお水を飲むだけでは汗と一緒に出てしまうから水分補給にはならない」というキャンペーンが、環境省を中心に行われていることがあります。実際に昨年の夏、複数のお茶屋さんから「自治体がお茶や水を飲むならスポーツドリンクを飲みなさい、と熱中症予防のお知らせに書くので苦戦した」というお話を伺いました。「暑い夏にも熱いお茶」と言ってくれたおばあちゃんが、嫌々スポーツドリンクを飲んでいる、という話も聞きます。ココ、もしかしたら日本茶が一歩前に出て、塩分の入った日本茶を開発し、需要創造をするチャンスかもしれません。
空想ですが、塩麹を入れることができたら、「からだに良いモノ」というアピールができるかもしれません。紅茶のフレーバーティとはちがった、日本的なバリエーションの可能性も感じます。
「熱中応援団」のロゴ、使えます。
今まで、「アクエリ●ス」と「ポカリス●●ト」という二大スポーツドリンクの独占市場に、昨年の夏は「沖縄海塩ひとつまみ」というキャッチフレーズの「ソルティ●イチ」が、機能性を打ち出さずに情緒に訴えるお塩の入ったペットボトル飲料で参戦し大ヒットしました。その流れをくめば、沖縄海塩ひとつまみ「ソルティ●●●茶」もアリかも?!
当社にパッケージをご依頼いただきましたら、象印マホービンさんの「熱中応援団」のロゴや、塩分がどうして必要かを解説するホームページへのQRコードの印刷が可能です。「熱中症予防」とパッケージに印刷したら、即薬事法に抵触しますから、「熱中応援団」という絶妙な言い回し、きっとお役に立てると思います。QRコードも、わざわざ読み込んで確認する人は少ないかもしれませんが、QRコードの下に「熱中症予防に塩分が必要なワケはコチラ」というような一文を入れておくだけで、「この商品には科学的根拠があるんだな」と感じてもらうことができるはず。
ぜひ、「猛暑大歓迎」の市場を一緒に作っていきましょう!