緑茶の効能

20項目の緑茶の効能効果

 緑茶の機能性に関する研究はずいぶん前から、そして多方面から取り組まれています。商売を念頭に置かず、コツコツと研究に取り組んできて、農林水産省と絆の深い日本茶業中央会さんのホームページでは、ひっそりとその研究論文が掲載されています。( 日本茶業中央会ホームページはこちら )主なものでも「抗がん作用」「抗肥満作用」「体脂肪低下作用」「抗動脈硬化作用」「抗糖尿病作用」「血圧上昇抑制作用」「インフルエンザ予防作用」「抗アレルギー作用」「免疫賦活作用」「肝疾患予防作用」「老化予防作用」「認知機能低下抑制作用」「抗菌作用」「抗ストレス作用」「うつ病に緑茶は貢献」などなど、その効果は多方面にわたります。

まじめなお茶業界

 座談会で「緑茶は○○によいと聞いたのですが、ほんとうですか?」という質問を受けることも多く、実際に座談会でのアンケートの中で「お茶の効能をもっと知りたい」という話もよく出ます。そして、「お茶のパッケージに効能をわかりやすく書いてほしい」という意見もよく出ます。でも、お茶屋さんはそれをしない。なぜでしょうか? 厳密に言うと、この袋に入っている緑茶に対する研究結果ではないから。そこでストッパーがかかるのです。
座談会でそうお答えすると、「バカみたーい」「まじめすぎるー」「なんのために研究してるのー?」と突っ込まれます。そう、日本茶以外の業界に出たら、「1の効能を100みたいに言う」例も結構目にするわけですから、バカ真面目に見えるのかもしれません。

サスティナブルな関係性

 思うに、効能で煽らないお茶屋さんには、サスティナブルなマインドがあるのだと思うのです。一時売りつけてそれでよし、ではなく、長い将来にわたってのパートナーシップを消費者の方たちと結びたいという気持ちが根っこにあるし、「緑茶は効能だけじゃない、その淹れるまでの時間そのものにだって価値がある」という気持ちもあります。
 でもあえて。家にいる時間がたくさんある今、日本茶に目を向けるきっかけをいろんな角度から作っていけたらいいなあと思っています。ぜひホームページ、のぞいてみてください。( 日本茶業中央会ホームページはこちら )